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ゴキブリ(以降G)


Gとの付き合い

Gが好きな人は、かなり少数ではないでしょうか。

地域によりほとんど見ない地域もありますし、大型の種類がいる地域もあります。

 

北海道にいたときは、ほとんど見ませんでした。

寒い地域では通年暖かく適度に湿気がある場所以外では生育が厳しいのだと思います。

 

その点沖縄は冬でも15度を下回ることは少なく、外でも湿気さえあれば過ごせるのでGにとっては良い環境です。

沖縄に住むには、Gとの戦いがあると思ってよいでしょう。


Gと私の歴史

皆さんと比べてGと接している機会が多いので、過去の出来事を紹介したいと思います。

 

まず那覇市の4階建てアパートの3階に住んでいた時、かなり出ました。続けて出るときは1週間連続も。自宅に帰るとGジェット片手にG探しが日課でした。

1階が飲食店でしたし、何よりお隣がごみ屋敷でした。

ごみの匂いはなかったのですが、外からお隣のベランダを見た時にごみ袋が山積み。

「これは出るわぁ」と思いましたが、家賃が激安かったので2年ほど我慢しました。

 

当時のエピソードとしてホウ酸団子の上にフンをされた時は、笑いましたよ。

それと、上の階がバルサンらしきものを焚いてモクモクしているとき、自宅の玄関扉(そういえば、沖縄方言ではGをトービーラーと言います)の周りに20匹以上うごめいていた時は、さすがにビビりましたね。ささっと入りましたけど。

あの時ほど玄関のカギを開けるのをドキドキしたことはありません。

 

その他に寝ていてガサガサするなぁと思って起きたら膝にいたり、手の側面についていたことも。

今思えば何と気持ち悪いことでしょう。思い出しただけで気分が悪いです。

当時は寝ていても冷蔵庫のほうでGがカサカサ歩く音で起きる時もありましたね。

 

皆さんは真っ白いGを見たことがありますか?

当時自宅玄関に向かってアパートの廊下を歩いていると、眼鏡の縁に何か白いものが止まりました。

夜、暗かったので明るいところで白いものを払い落としたら、1cm位の白いGでした。

しばらく見ていると、みるみる黒っぽくなってきて「うわぁ」と思って★しました。

テレビで言ってたのですが、脱皮したては真っ白いそうで、かなりレアらしいです。

貴重な体験でしたね。

携帯で写真を撮って同僚に見せたら「気持ち悪い!消して!」と言われたので画像は残ってません。

 

その後、そのアパートから那覇の新築の4階に引っ越した後は、2年間に1回遭遇(ベランダから入って来たと思われる)しただけです。

沖縄でも場所によるんでしょうね。

Gに会いたくなければ、築浅の物件で高い階層が良いでしょう。側溝や排水溝の周りも危険ですね。

あとは周りの住人に不衛生な人がいないか注意です。


現在

当時出たGはワモンGで、一般的なGです。家の中に入ってくるGの中でも一番大きく嫌な奴です。

下水の排水溝やマンホール近くなどから出てくることも。成虫の平均は4cmと大きいのでインパクトはかなりのものです。

 

現在沖縄北部に住んでいて頭を悩ませているGは、ミナミヒラタGという種類になります。ワモンGはまだ外で数えるほどしか遭遇していません。

ミナミヒラタGは成虫として12mmほどですが、数が多い。光は無くても集まってきます。

家に入ってくる種類ではないですが夜間壁にくっついてたり、車を運転していると車内にひょっこり出てくるGです。

観光客の方は森のような場所の夜間散歩は避けたほうが良いでしょう。


ミナミヒラタGの死骸
ミナミヒラタGの死骸 拡大あり

多い時ではありますが、この場所だけの1日分の死骸です。

1本200円前後のフマキラーWジェットのひと吹きですぐ弱るので愛用していますが、1か月で6本使い切りました。

家の外なのだから無視したらいいんでしょうが、気になって見回りしてしまうんですよね。

もし家の中に出たらと思うとゾッとします。


ミナミヒラタGの駆除が難しい点

ミナミヒラタGの駆除が難しいのは、「かなり長距離を飛ぶ」事です。カナブンやカメムシのように遠くまで綺麗な線を描いて飛びます。ワモンGは体が重いのか、長距離飛ぶのを見たことがありません。

ワモンGは地面を這っているので薬剤の塗布面に触れるのも容易ですし、よくいる場所も大体限られているのでトラップを仕掛けやすい。

しかし、ミナミヒラタGは直接壁に飛んでくるので地面の薬剤が効かない。Gホイホイも偶然入らない限りは意味がありません。

 

しばらく見回りを増やして対応していましたが、なかなか減らない。

そこで考えたのが、発生源をどうにかすることでした。


今の最善と考えている対処方法

まずミナミヒラタGはどこにいるのか。

以前から草むら(雑草)や樹木の葉っぱに付いていることは知っていましたが、最近芝の中にもいることがわかりました。

少し伸びてきた芝をワサワサしてみた時、ミナミヒラタGがあわくって数匹出てきてました。

要は隠れ家になるような場所にいるので、芝への影響も考えましたがまずはGを減らしたかったので粉タイプ(今回はシャットアウトSE)の殺虫剤を撒きました。すると翌々日には約25%まで減り、かなり効果が出たと実感しました。

これからも暫く継続散布して様子を見たいと思います。

 

皆さんもミナミヒラタGでお困りの場合は、周辺の芝などを特に注意して観察してみてください。

粉の薬剤を継続してみますので、追って報告したいと思います。

 

閲覧ありがとうございました。

 

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追記

薬で枯れた芝
薬で枯れた芝 拡大あり

3日後、シャットアウトSEをかけた部分の芝が少し枯れました。

かけ過ぎに注意してください。

 

1回の散布でかなりGとの遭遇は減って来ています。

ミナミヒラタゴキブリを咥えたホオグロヤモリ
ミナミヒラタGを咥えたホオグロヤモリ 拡大あり

Gをゲットしたホオグロヤモリです。

もっとたべて良いですよ。