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CORONA 除湿機 Hシリーズの能力を実験


除湿機の種類

CORONA 除湿機 CD-H1819の写真。
大きさ比較。黒は空気清浄機。

その名の通り、湿気を除く機械。

大きく分けて

デシカント式 コンプレッサー式 ペルチェ式 が有ります。

購入したものはコンプレッサー式。

(CORONA CD-H1819)

コンプレッサー式は音は大きめと言われていますが、他の方式より電気代が安く除湿能力が高い

 実際に検証していきましょう。

 

冬モードが搭載されているので、冬も心配なしです。(冬モード設定中、10度以下になったらヒーターを併用してくれる機能。)

・自動運転では、50%~70%の範囲で5%刻みで設定できます。

連続排水(ホースで水を外に)も対応しています。

:24時間で電源が切れる設定になっています。一度も止めずに運転すると、電源が落ちる事が有ります。

大きさと、重さ

CORONA 除湿機 CD-H1819 横からの写真。
CORONA 除湿機 CD-H1819 上からの写真。

大きさは、

高さ570・幅365・

奥行202mm/質量12.5kg

下にキャスターが付いていますが、移動の際は持ち上げるのが現実的だと思います。

そうなると、ちょっと重いです。


電気代

コンプレッサー稼働時の電力:338W 電力測定器にて。340w。
コンプレッサー稼働時 338w
コンプレッサー無稼働時の電力:7~15W 電力測定器にて。15w。
送風時 7~15w 上下あり

消費電力は、説明書だと310W(60Hz)。

まぁ近いと思います。

 

自動運転時、コンプレッサーが動いていなければ7~15Wでした。


*簡易電力測定器にて、実数値との差が有る可能性があります。ご了承ください。

WICでの音(ほぼ無音状態)33.2dB
WIC(ほぼ無音状態)33.2dB
送風モードでの発生音 60.3dB
送風モード 60.3dB
コンプレッサー稼働時の発生音 69dB
コンプレッサー稼働時 69dB

身近な機械で例えると、

扇風機(ACモーター)の弱運転で約60dB

強風運転で約75dB

 でした。

近いと勿論うるさく感じますが、離れればそうでもないですね。

 

参考1 コンプレッサー稼働時、2m離れたら52dBでした。

参考2 dB;騒音の目安は(➡日本騒音調査さん)を参考にどうぞ。


実験①

条件

開始時に、除湿機での湿度は72%でした。
開始時の表示 72%

・室温30℃。エアコンの使用は無し。

・場所:リビングダイニング:18畳くらい(木造:築2年)。

・湿度72%から開始。設定湿度は60%。自動運転。

 

1時間で除湿された水分量を測定します。

1時間後

自動運転稼働1時間後の湿度 62%
1時間後の表示湿度 62%
自動運転稼働1時間後のタンクの水量。

1時間後の湿度は62%。

 

水の量は正確に測ってみると、860mLでした。

 

まだ設定の60%までは達していていませんでした。


結果

除湿機 イラスト

1時間で湿度72%→62%。設定まで届かず。

除湿された水:860mL/時。

電気代:約9.5円/時。

温度上昇:1度(簡易温度計にて)

 

更に2時間経過。湿度は60%付近。追加で除湿された水:1400mL。

計3時間で 2.26L 除湿できました。


実験②

条件

・風呂上がりの洗面所

・木造 広さ3畳

・湿度74%から開始。設定湿度は60%。自動運転。

 

1時間で除湿された水分量を測定します。

1時間後

・1時間後の湿度は56%。

水の量は正確に測ってみると、300mLで、設定の60%に達していました。

 

送風モードに切り替わっていて、使用電力は、7Wでした。

結果

余分な水分(3畳の湿度18%相当)300mLを除湿。

その後、コンプレッサーの動きは止まり、送風モードへ。

 

狭い場所なら、相当早く乾きますね。

本体が重い事(移動が大変)を除けば、かなり使えます。


考察

1時間で860~700mLを除湿。(記載されている除湿能力18L/日=750mL/時 27℃時)

室温が30度あったからか、記載以上の除湿能力あり。

約350wの消費電力:1時間で約9.5円(簡易電力計での数値で計算。)。

 

結論:約10円で800mLくらい除湿出来る。

 

良いんじゃないでしょうか。

 

比較:所持しているペルチェ式は、丸1日付けて約15円:最大300mLですから、

10円当たりの除湿水分量は、所持しているコンプレッサー式の方が4倍ほど上でした。

これは嬉しい誤算。

 

もし購入を急いでいる方でなければ、来年の梅雨時期前の安めの時期を狙って購入でも良いかと思います。

 

安くなるのは、型落ち+梅雨時期外です。

無理して今年発売の除湿器を買うメリットは、大幅な変更が無ければ特に見当たりません。

 

みなさんの湿度・カビ対策に有効な除湿機。

購入の参考になれば。

 

閲覧ありがとうございました。


追記 減価償却比較

おおよそではありますが、ペルチェ式コンプレッサー式の原価償却の比較をしてみましょう。

 

条件:1000Lを除湿する。

 

ペルチェ式:10円で200mLとして、電気代は50,000円。本体代金が5,000円として、

合計 55,000円

 

コンプレッサー式:10円で750mLとして、電気代は13,333円。本体代金が35,000円として、

合計 48,333円

逆転しますね。

 

年の使用量は、湿気の時期は5~9月の5カ月として、一日4.5L(満杯1回分)だと、

4.5L✕150日=675L/年

2年で逆転と言う事になります。もし1日2回の満タンを捨てていたら、1年未満で逆転します。

 

押し入れや狭い場所に置くのでなければ、長い目で見たらコンプレッサー式の勝ちですね。

除湿するスピードも入れたら、比較になりません。

 

気になったので、計算してみました。

参考にしていただけると幸いです。

 

もう一台買うかな・・・


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