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マンゴーハフクレタマバエ被害


マンゴーハフクレタマバエとは

昨日切った枝たち。
昨日切った枝たち。

今までは何かしらの病気か、ヨコバイが多いのでヨコバイによる被害(吸汁)かと思いましたが、オルトラン水和物を使用してヨコバイがかなり減った状況でも被害が拡大しているため、ちゃんと調べました。

素人なので確定は出来ませんが

マンゴーハフクレ(葉膨れ)タマバエの被害で間違いさなそうです。

ここ数年で被害が確認されはじめた虫のようですね。

 

さてどうするか。

おそらくマンゴーハフクレタマバエの被害。
おそらくマンゴーハフクレタマバエの被害。

マンゴーハフクレタマバエは、「柔らかい組織部内に潜行して食害します。」とのこと。

写真の薄くなっているところは「虫こぶ」

虫が成長すると、そこから出てくるようです。そして地面に落下して蛹化し成虫になる。

 

その虫こぶから炭疽病にもなるとの事です。

何より、葉の成長が著しく悪くなり葉自体がボロボロ落ちていく。

かなり厄介な状態ですね。

 

マンゴーにおけるマンゴーハフクレタマバエの防除対策について

(沖縄県病害虫防除技術センターより )

マンゴーハフクレタマバエ、マンゴー 平成18年度8月の病害虫トピックス

(沖縄県病害虫防除技術センターより)


対策

結局のところ、マンゴーハフクレタマバエに対する農薬はありません。

他情報で、アザミウマチャノキイロアザミウマと同じ農薬で防除可能との情報が有るくらいです。

アザミウマの農薬が効くというソース先(亜熱帯農業センター(父島)No109)

 

後は、物理的にハエを黄色粘着板で捕獲する。

木の下の風通しを良くするなどが大事とのこと。


今後

農薬をまいている農家さんのイラスト

今までは偶然にもヨトウムシで使っていたベニカやベニカxが効いていたようですが、それでは対処しきれなくなってきました。

マンゴーハフクレタマバエは1月から増えるようですので、上手く対策しないといけなさそうです。

このままだと、花芽自体出てこないかもしれません。

 

今後試行錯誤の上、どの方法で効果があったなど判明次第こちらに追記していこうと思います。

気づいたら、殺菌剤や殺虫剤が増えていく・・・

 

最後まで閲覧ありがとうございました。

 

ex:農薬について

農薬の正しい使い方(農薬工業会)


追記:実際の対策① 粘着シート

ビタットトルシー(黄色)
ビタットトルシー(黄色)

防除対策に記載されていた粘着シートを購入してみました。

まずは商品の多かった黄色を設置

青と黄色があり、色により対象害虫は少し違うようです。

一枚40~50円。(まずはお高いものでお試し。)

黄色:コナジラミ類 ハエ類

青色:アザミウマ類

同商品の青色と、お安いものを購入したので、今後試そうと思っています。


設置・設置後

7枚設置(11/11)夜なのは、夜に商品が届いたので。

約1週間(雨多し)で、かなり多く取れたと思います。見たところ、

・アザミウマ:0匹/全7枚

・ウリミバエ:6匹/全7枚

・ヨコバイ(オオヨコバイ?):約100匹/全7枚

・ミドリグンバイウンカ(おそらくオヌキグンバイウンカではない):4匹/全7枚

・小さいハエ(2mm以下):多数

・ヤモリ:2匹(粘着が強くて、救出できず)

その他:蛾やヤスデなど。

でした。コバエが何の種類なのかまでは分からず。室内にいるチョウバエなどではないのは確認。

 

とりあえず取れないよりは良いかなと言う感じ。

 

あとどれくらいの期間設置するかは、難しいところですね。

しばらく設置しておきますが、2週間程度でしょうかね。

結果

被害を受けている新葉
被害を受けている新葉

虫はとりあえず少し取れましたが、11/10前に切った後に成長した新葉の被害はそう変わらず、黄色粘着とオルトラン粒剤の効果は現在のところ見られない。

分かったこと。

・黄色粘着シートに即効性はない。(害虫の総数を減らすのには、勿論貢献している)

・オルトラン粒剤(根から吸収されるタイプ)も、一週間で効果は感じられない。

・アザミウマの被害ではなさそう。(アザミウマがゼロなので。)

・コバエが多いので、やはりマンゴーハフクレタマバエの被害の可能性は残る。

・ヨコバイの被害(吸汁)の可能性は残る。

・ミドリグンバイウンカの被害の可能性もあるが、これだけの被害にしては成体の数が少ないので違うか?

 

うどん粉病かもと実際に葉を見ていない人に言われましたが、今のところ違うかなと言うしかない。

 

また何か変化が有りましたら、追記します。


2024/11/09

被害のあった枝の切除

オルトラン粒剤の散布