重症度によっては、健康な人でも死亡する可能性のある危険な病気です。

実に、平成29年度は全国で635人もの方が熱中症で亡くなっています。（人口動態統計：厚生労働省）

平成25年は1000人を超し、1077人でした。

平成２５年　熱中症で亡くなった方のうち、80歳以上が４４％。65～79歳が３２％。

65歳以上で合わせてると、76％が高齢者となります。

また、発生場所が明示された死亡のうち、84％が住居と侮れない数字が出ています。

イメージとして、子供が外で遊んでいるときになるのが熱中症だと思っていましたが、平成25年の年齢別でみると14歳以下での熱中症死亡率は５％ほどです。

これは、子供ほど体の異常にいち早く反応し、頭痛や吐き気などの何かの形で訴えることができるので対策などが早く行えるからだだと考えられます。

また、体の恒常性機能の働きも早いので、回復も早い。

そう考えると、６５歳以上で体の恒常性、反応性ともに落ちてくるので、より注意が必要と言えます。

頭痛や吐き気、めまいなど熱中症と思われる症状が出た場合にする事は

①涼しい場所への移動。

②締め付けのキツイ服をはずし、首・脇・股部に冷たいものを当てる。

③水分・塩分補給。

④医療機関へ。

水分補給は体の内側から冷やす効果があります。また、損失したミネラルを補給する大事な役目もあります。

いろいろ買ってきました。

ネットで調べると、「ポカリをそのまま飲むのは熱中症時に良くない。」とか、「薄めてもダメ」などありますが、熱中症を発症していたら、そんな悠長なことは言ってられません。

結論：この３つなら、どれを飲んで良い。ただし熱中症を発症（重症化）しているようなら、塩分を多めに含むOS-1のような経口補水液が望ましい。です。

注意：お茶など利尿作用があるカフェイン入りの飲み物は「全くダメ」ではないですが目的に反しているため、熱中症の回復目的に適していません。

夏季イベントにおける熱中症対策ガイドライン2019.pdf（環境省）でも経口補水液とスポーツドリンクを飲むタイミングを区別していません。それほど重要視していないからです。