
今まで実の大きさの違いは、成長速度や栄養状態の違いと思っていましたが、違う可能性が出てきました。
それは、「有胚」と「無胚」の違い。
マンゴーを育てている業者にとっては、常識なのかもしれません。
*私は主に本から知識を得ていました。
なので全然気づきませんでしたが、納得いくデータが有りました。
有胚と無胚の違い
違いは漢字の通り、胚が残っているか死滅したかの違い。それによって実の成長に大きく影響を与えます。
有胚:一般的に売られているマンゴーは有胚。そのマンゴーの種類に合った大きさに成長する。
無胚:成長が芳しくない。ただし、糖度は高い。
*過去の収穫からも、小さいマンゴーの方が糖度が高い傾向は確認済み。
これは大きな違いです。
*まれにミニマンゴーと言う名称で小ぶりで甘みの強いマンゴーが売っていますが、あれは無胚と考えると合点がいきます。
有胚になるか無胚になるかの条件
[成果情報名]マンゴー加温栽培において開花期の高温・高湿度、低温が無胚果の要因となる
発表論文等:2016 年度鹿児島県農業開発総合センター果樹部試験成績書
こちらを参考にすると、
有胚にするには
・湿度を下げる
・17.5℃以下、35℃以上を避ける=17.6度~34.9度の範囲内に収める
とある。
また、不受精を避けるためにも雨を避けることが条件と言える。
やはり、ハウス栽培せずに上記条件を適えるのはかなり難しいと言える。
逆を言えば、ハウスでない場合は無胚が多くなるとも言える。
*問題は、無胚になると実が成長しづらく、そのまま落果するマンゴーの種類もあるという点。
まとめ

マンゴーを育てるのは簡単ではない。
露地においては、気象条件にもよりますが実を生育したとしても無胚になる可能性が高い。
ですので、無胚になっても満足に食べられる品種を選ぶことが非常に重要になってくる。
当方、まだキンコウの他の品種を無胚も含め食べていません。(花が咲いても落花してしまうことが殆ど)
これから食べられることも出てくるとは思いますが、現状を鑑みると、露地でお気楽にマンゴーを食べたいのであれば、キンコウ種(またはその類縁)をお勧めいたします。
ご拝読ありがとうございました。
すでにご存じだった方には申し訳ないです。